サーチ

まずサーチとは

まず、遊戯王でサーチと呼ぶと、2種類あります。
一つはパックをバラ買いする際、特殊なカードの入ったパックとそうでないパックを見分け、
価値の高い特殊なパックのみを購入するという、一種の裏技を使ったカードの購入方法。
もう一つは、デュエル中、何らかのカードの効果で自分のデッキから任意のカードを1枚手札やフィールド、墓地に送る行為
ここで言うサーチは、当然ながら後者の方です。

現環境において、デッキから本当に任意のカードを手札に持ってくることができるカードは、
タイムカプセルというカード1種類のみで、そのカードも発動から2ターンかけてデッキから手札に加えるという、
非常に発動が遅い上に、その間にフィールドに残り続けるタイムマシンが1度でもフィールドから離れれば、
選んだカードは永久的にデュエルから追放される(裏表示なので次元融合等でフィールドに出すこともできない)ことになります。
よってそんな遅い上に使いづらいカードよりは、増援やキラートマト等、早くリスクが少ないサーチカードが人気です。
そこで、サーチについて色々考えてみましょう。


サーチする物

デッキからあるカードをサーチする際考えなければならないのが、「何を必要とするデッキなのか」である。
漠然として必要とするカードが存在しない場合、サーチカードはなくても問題はない。
必要なカードは次の種類に分けて考えることができる

まず、1500以下の効果モンスターであるが、これは一番サーチしやすい。
キラートマトや遺言状などで直接場に出すことが可能である。
また、現環境('04年9月)では禁止カードだが、ウィッチやクリッターで手札にも手来ることも可能である。
攻撃力1500以上のモンスターは少しやっかいで、直接手札や場に出す手段が非常に限られる。
一番手っ取り早いのは、苦渋の選択やおろかな埋葬で墓地に落とし、それを蘇生する方法であるが、
墓地からの特殊召喚を可能とするカードは貴重なので、そう簡単にこれらのコンボを行うことはできない。
よって、増援(戦士限定)やピラミッドタートル(アンデッド限定)等、専用サーチカードが存在しない場合、
これらのサーチはあきらめた方が無難である。
最後に一番難しい種類のカードであるが、トラップは専用サーチの黒猫が存在する。
ただし、それはネクロバレーが存在しない場合は非常に性能が劣化する傾向にあり、やはり専用デッキ以外
お目にかからないカードである。
魔法の方は一応黒衣の大賢者という特殊召喚モンスターが存在するが、トラップjのサーチ以上に手間のかかる
特殊召喚条件、(おまけに半分は失敗する)と、サーチした後はただの2900モンスターであるということから、非常に使われていないカードである。
よって、上記2つはまずサーチとしては使い物にならず、サーチする方法はいったん苦渋で墓地に落として、
セイントや魔導石の発掘なる回収カードを使うのが一般的であると判断される。
また、今現在サーチに対応していないモンスターという物も存在する。
代表的な物がスピリットで、禁止カードと化したウィッチ、クリッターなしでは特殊召喚できないという記述のため、
ほとんどの特殊召喚系サーチに引っかからない状況である。
また、スピリットは墓地からの特殊召喚も不能なため、苦渋で落とした後は死者転生等を使い手札に戻す必要性がある。
一部の上級モンスターもそのような効果を持つ物が存在し、それらはしょうがないのでデッキに枚数を追加するしか手札に加える対処方法が存在しない。


デッキに1枚のモンスター

戦士デッキやトマトデッキなど、サーチカードがデッキの核となるデッキを組む際参考にしてほしい。
ミスティックソードマンLv.2やサイファースカウター等、特定のカードや状態に対して特別に強い効果を持つサーチ可能なカード。
これらをデッキに1枚入れておくことで、サーチする際の選択肢が非常に広がる。
デッキにサーチカードを入れてあると いつそれが稼働することになるか分からない。
その際デッキに1枚でも必要なカードが存在すれば、それを手札に加えればいいのである。
たとえば、増援でドッペルゲンガーを手札に加える。
当然あいては手札にあるドッペルを警戒することになる。
そこでメタモルポットなどを伏せる。サーチしたカードを囮にするのだ。
この使い方は結構機会が多いだろうから使ってみるといい。

ウィッチやクリッターの禁止は今のデュエル環境を大きく変貌させたといえる。
デッキから必要なモンスターを手札に回収する手段がなくなったのである。
が、ウィッチやクリッター以外にもサーチは可能だし、またそれだけ相手もそれでサーチしたカードには警戒する。
うまく使い 相手の裏をかき、一気にアドバンテージを稼いでほしい。
今必要なカードをデッキから選び、手札やフィールドに加えるカードが弱いわけがない。
問題は使い方なのである

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